梅や桜の咲くころにゃ

庭や畑の雑草も

春じゃ 春じゃと

顔を出す

負けず私も 

ひとつまみ

邪魔じゃ 邪魔じゃと

引っこ抜く

誰も好んで雑草と

生まれた訳ではないけれど

なぜか世間の嫌われ者で

せめて水仙 鈴蘭の様に

可憐な花が咲けたなら

畑の真ん中 堂々と

春の うららなひと時を

お日様いっぱい浴びながら

命を紡いで行けるもの