取り戻せない何かを


思い出を掘り返して

今日という日の
自分と照らし合わせてみる



残りの人生は?
なんて 誰にも確約できない


そんなたわごと唱えながら
日々を無駄に送っている自分がいる



まさか?っと思った 友人が逝った


つい 先日笑顔で語り合い
楽し気に過ごした あの時間は いったい



全てが不可思議
信じられない この世の無常


心を静めて思い返せば
つい4年前は わが身の事情


何時かは来るんだね!
極当たりまえの旅立ちの時が


何時かは 思い出に

そして思い出さえも 消え去る日が

季節と命




どうやって 生きればいい?


星も  月も  透き通った夜空も



昨日と変わらないままに



手の届きそうな 



見慣れた夜空の その先で



輝いている


                                              
何かが変わるのだとしたら



余りにも早い



課せられた 時の流れと



命の衰えと



そして  明日を生きようとする




気力の減退




厳寒の冬が ほどけようとする




季節の変わり目





ふっと弱音をはいては





あと一年




あと一年と





春の息吹とともに




また新たな蕾を膨らませては 。。。。。




あぁ〜



この世で生きた時の流れを 




噛みしめる

人生





人は

 

機械仕立てのロボットじゃないから

命を授かったその日から




それはそれは 温かくて

柔らかな身体を持っているの




そして何よりも

複雑で 在り難くも

厄介な感情を持っている




日々の暮らしの中での 出来事は

喜怒哀楽 様々な感情が 入り乱れるわ




昨日の幸せが 決して明日も

続くわけでもなくて




今日の不幸が永遠なんてありえない

だから・・・  だから・・・




それは 記憶の中の音楽の様に

何時しか たまらなく懐かしい日々を

与えてくれる




痛みや 悲しみが多いほど

きっと誰かの 気持ちがわかるはず




ほらね !!

また一つ 君は優しくなった





もも

[






もも



またかわいい命が旅立ってしまった
平成28年 12月27日)



娘の友人から譲り受けた
ロングコートのチワワ



以前飼っていた 
シーズーのメル



15年 一緒に暮らして 2年前の6月
別れた日の寂しさが いまさらのようにまた甦る



命を送り出す 小さな身体の中の
たった一個のポンプ



止まった瞬間から
この子は 遠いところに旅立って逝く



柔らかな身体は 次第に体温を失い
12月の北海道の冷たさに冷え冷えと のみ込まれてゆく



あぁ!  愛しい子

 
ぬくもりを 有難う
幸せを 有難う
思い出を 有難う 




夏の別れ


もうすぐ 空港です

行き先は 告げません


街路樹のナナカマド
たわわに実った紅い実を
真白い雪が覆う頃


空腹の小鳥は
この空を思い出し
帰りたいと泣くのでしょう


もうすぐ空港です

行き先は告げません





夫々の 命の在り方


もうすぐ 胃癌全摘手術を受けてから
まる3年です。
先日の定期健診では 再発の兆候は
見られず ほっとしたのも束の間 
昨年に続き 大腸癌で療養中の友人が
昨日亡くなりました。
元気に過ごせて居る事に感謝して 
意義のある 生活をして行かなければと
思いつつも 呑気者の私は 自分が大病を
した事すら 忘れてしまうのです。

でも 私はそれで好いのかな!
     なんて思っているのです。