かんかんかん・・・ 遮断機が下りる そんな音を掻き消すように 師走の空から モクモクと 大粒のぼたん雪が舞い降りる 列車は風を巻き上げ 吹雪のように雪を蹴散らして 夕餉の買出しの足を遮り 忙しげに通り過ぎる 僅かばかりの賞与を握り締め 少しでも安いう…
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