2012-09-04 足跡 たまらなく恋しくなって 君の住んでいたアパートを訪ねた 去年の5月までは 紛れもなくここで生活をしていた 外せずに置いてきた スカパーのアンテナが あの日の出来事を 抉る様に思い起こさせる 抜けるように青い空 揺れるすすきの間を飛び交うトンボの群れ 少しづつ遠くなってゆく君を 引き戻すように 私はまた 幼い日の君を想う